●味へのこだわり
◇毎日厳しくスープをチェック
◇熟練の手作り製法

◇美味しい食べ方

(博多)長浜屋台の歴史

味へのこだわり
博多一番ラーメンの特徴を確認しておこう。スープは白濁した豚骨スープ大きな鍋で豚の頭骨をグツグツと煮込んでできる。このスープは見た目よりも随分さっぱりしているが独特のにおいが多少あるが。初はこのにおいで敬遠される場合があるようだ。しかしコクと栄養があって食べてあっさりという相反するうさまを見事に両立させたスープなのである。この不思議なスープに相性がぴったりなのが、細い麺ツルツルとのどごしよく食べることができるから、予想以上におなかに入る。この細くてストレートな麺だから豚骨スープであっても、あっさりした感じがするかもしれない。さらに麺のゆで具合を指定できるのもユニークだろう。ちょっとやわらかめが好きな人は「やわ麺」固めが好きな人は「かた麺」と指定する。中には「針金」といって、ほとんど湯にくぐらせたくらいの麺を注文する人もいる。具はいたってシンプル。焼豚とキクラゲ、これに全国的には博多万能ネギとして有名になった、ちょいと細目のネギ。いちおう具はこれだけだがテーブルの上には、ゴマや紅しょうが、スパイスとしてコショウに、おろしニンニク。味が薄いと感じる人のための味付け用の旨タレ。辛めのラーメンが好きな人には辛し高菜漬が用意されている。これらを好みに応じて、自分で好きなだけいれて食べると自分の好みが反映され一杯のラーメンが2倍も3倍も楽しく満足感をあたえ、人気の要因のひとつである。

とんこつスープと細い麺
天神から西へ1km。昭和30年に福岡市の大浜から、ここ長浜に魚市場が移転したことをきっかけに、ここでも屋台が並ぶようになった。魚市場で働く人たちが、深夜から朝までがオンタイム。陸揚げされる魚を次から次にセリにかけ忙しく働く、この忙しい人たちに、できるだけスピーディーに、ラーメンを食べてもらおうということから、茹で時間を短縮するためにどんどん麺が細くなっていき、今の長浜(博多)ラーメンの細くてストレートな麺が誕生したという話がある。しかも替玉(一杯では、もの足りない場合麺だけ注文する事ができるシステム)はお客さんに出来るだけ安く、おなかいっぱいになってもらうための屋台の人の愛情がこもった発明だ。こんな楽しいエピソードのある長浜(博多)ラーメンは、今も魚市場の西門の前に夜並ぶ屋台と屋台からお店にバージョンアップしたラーメン屋さんにしっかり受け継がれている。